「ハプニング」

ハプニング (特別編) [DVD]
M・ナイト・シャマラン監督最新作。
シャマラン作品は割と好きで、最後のどんでん返しが初監督作「シックス・センス」をピークにどんどん陳腐化しているような気もするのだが、それも含めてニヤニヤと見ている。
が、それにしても本作はひどかったな〜。一言で表すなら「ハプニングは起こらなかった」。トレードマークのどんでん返しすら無かった。恐怖を煽るだけ煽って尻すぼみに終わってしまうところなど、クーンツのホラー小説のような王道ぶり(褒め言葉)。
あまつさえ、ほとんど予算も掛かっていないように思えたのだが、ひょっとして監督自身も苦境に立たされているのかな?
幽霊、エイリアン、人間自身、そして植物…と様々な「敵」をテーマにしてきた挙句、取り上げるべき敵すら見失ってしまった感じ。頑張れ、シャマラン!