『マガーク少年探偵団(5)スーパースターをすくえ』

『マガーク少年探偵団』シリーズ、小学生の頃に図書館でよく読んだものだが、それのシリーズ5作目*1が何故かうちにあったので、読み返してみた。そしたら作品の舞台がちょうどイースターだったので、何となくタイムリー。
いま読んでみて驚いたのだが、子供向けのはずなのに訳文で割と難しい言い回しが多用されているのだ。「昔取った杵柄(きねづか)」とか。フリガナは振ってあるんだけど。
これは思うに、原文でマガークたちがわざと大人っぽい口調を真似しているのとか、スラングを使っているのなどを、何とかして日本語に訳した苦労のあとなのだろう。
「御大(おんたい)」という言葉なぞは、この本で初めて知った。

マガーク少年探偵団〈5〉スーパースターをすくえ

マガーク少年探偵団〈5〉スーパースターをすくえ

*1:ちなみに最近出版された新版では、この「スーパースターをすくえ」は何故か出されていない模様。