「ハチミツとクローバー」

ハチミツとクローバー スペシャル・エディション (初回限定生産) [DVD]
何故だかHDDレコーダーに録画していたものを、これも何故だか夜の10時も過ぎてからつれあいとともに見始めて、結局最後まで見てしまった。まあ、1.5倍速再生でだけど。
マンガもドラマも見たことがなく、なんか美術大学に通う若者の群像劇らしい…というくらいしか知らなかったので、至極客観的に見られた。だから「何だソレ」という短絡的な展開や青臭い青春エピソードも別にオーライだったのだが、画角にこだわりすぎて(?)カットとカットがぶつ切りになっているのは致命傷に思えた。対話が対話に見えないため、全然感情移入できない。監督がCM出身と知って妙に納得。これって最近の映画の世界的な傾向だな。

嵐の櫻井君が意外にも地味な引き立て役に徹していて非常に好感を持ったのだが、最後のほうで中村獅童が出てきたあたりからの、とってつけたような「いい話」には鼻白んでしまった。