横浜:鳥 吉左右(きっそう)

台風一過の横浜。「県庁前の大通りに、銀杏がびっしり落ちていたよ」とある人が言っていたのを聞いて、銀杏の実を無性に食べたくなった。
そこで行ったのが、横浜駅西口の焼き鳥屋「吉左右」。
白木のカウンターに腰掛けて冷蔵ケースの中をのぞくと、案に違わず黄金色のつやつやした実が串に刺さって並べられていた。銀杏を入れてお任せで焼いてもらう。今日は珍しく空いていて、ちょうちん(画像左・卵になる直前の卵)も残っていた。これにあわせて飲んだ熊本の米焼酎「大石」というのが、まるでスコッチのような香りで驚いた*1
当方は1人で来ているので、聞くとはなしに隣の客たちの会話に耳を傾けた。父親と大学生の娘というカップルが来ていたが娘さんが程よく頭の悪い学生振りを露呈していて、面白かった。ソクラテスの思想について簡潔にまとめる…というレポート課題を出されて、「ソクラテスの絵本を借りて読んで、あとネットで調べて適当にコピーして提出した」という、その「絵本を読んで」というのが秀逸。どんな絵本だ?
いつか私も娘や息子とサシで飲みに行き、ソクラテスについて語り合いたいと思った(早くて18年後まで待たないといけないけど)。
あと大船が鎌倉市だと初めて知った。

*1:後で調べたらここの酒蔵では、実際に米焼酎をシェリー樽やブランデー樽に寝かせたりして香り付けしているらしい。