『日本の有名一族 近代エスタブリッシュメントの系図』

日本の有名一族―近代エスタブリッシュメントの系図集 (幻冬舎新書)
新潟市立図書館(「ほんぽーと」)で借りてきた。
「子供の頃から、系図を見たり作ったりするのが好きだった」という筆者が、これまで集めてきた様々なジャンルの「一族」の系図を並べ簡単に解説を加えた、ただそれだけの本。
ただそれだけの本なのだが、意外な人が遠い親戚どうしであることが分かったり、また昔の人の名前の付け方が興味深かったりして、ゴシップ記事的に読ませる。
世間的には常識なのかもしれないけれど、この本を読んで私が初めて知った、あるいは関係が明らかになった、有名人どうしの親戚関係。

こんなのをあまり列挙していると覗き見趣味のような気にもなってくるが…。
あと名前そのものでいうと、森鷗外の子孫たちと、与謝野晶子・鉄幹夫婦の子供たち*1の名前が物凄く風変わりなのが気になった。

*1:「四男が生まれた時は、パリでロダンに会った感激から、名をアウグストと名づけたが、のち改名」したそうです。さらに与謝野夫妻は、アウグストのすぐ下の妹には「エレンヌ」と名付けています。もちろん晶子と鉄幹の子供だから生粋の日本人です。