24
中断を繰り返しながらダラダラと見続けていた「24」のシーズン5を、ようやく最後まで見終えた。
相変わらず、というかこれまでのどのシリーズにも増して、登場人物がバタバタと死んだ印象。24回に分けて見るからアレだけど、24時間に起きた出来事として考えるとあまりにも死に過ぎだ。最後の回あたりで敵役ヘンダーソン(「ロボコップ」のピーター・ウェラー)がジャックに投げかけた言葉、「周りの友人や同僚がどんどん死んでいく、それが捜査官の宿命だ」というのは、制作者サイドの言い訳にも聞こえた。
ロボコップ <新生アルティメット・エディション> [DVD]
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2007/08/25
- メディア: DVD
- クリック: 18回
- この商品を含むブログ (12件) を見る
(おそらくてこ入れのための)登場人物の死と並び、もはや「24」のお家芸とも言えるのが拷問シーン。「時間がない」という理由で、やたらと拷問をしたり自白剤を注射したりするのだが、それについての自嘲とも言える場面が、やはり最終回あたりで見受けられた。
ジャックに拷問にかけられそうになったあるVIPが、「拷問で得た情報なんて信用されないぞ。誰でも拷問にかけられれば何だって言うさ」と言ったのは、ある面で真実。…であると同時に、それを言ったら「24」の根底が覆ってしまうのではないか?