ヘルシンキ:キッズスペースを探して

愛息ともども、時差ボケに苦しんでいます。
今朝もかなり早く目が覚めてしまったので、8時過ぎには宿泊先を出て、ヘルシンキ南港へ。

いかにも「北の港」という感じで写真だけ見ると極寒のようですが、このとき気温はプラス1℃。
通常ならこの季節は海面が完全に凍結していて、その上を歩くこともできるそうですが、今年はこちらも暖冬なのか、流氷が打ち寄せられた状態で、上を歩くことはできませんでした。

ベビーカーに乗った愛息と横に立つ私。愛息はヘルシンキに来てからデパートで20ユーロの最終セール価格で買ったスノースーツを着用して睡眠中。防寒着は東京でもだいぶ探していたのですが、そこまで本気の防寒仕様のものは売っておらず、結局こちらで買いました。



屋根の上から雪を落としている人がいましたが…。

実はこんなに高い建物。下にはちゃんと別の人がいて、道行く人に「危ないよ」と知らせていました。


1852年建造のヘルシンキ大聖堂。ぞくぞくと観光バスが到着していました。


今回の旅で何といっても心配だったのが、愛息の健康面。
栄養面については自炊で野菜などを補うようにしますが、きちんと運動ができるかどうかが不安でした。
日本だと大きなデパートに行けば大概「キッズスペース」みたいなのがあって、自由にハイハイしたり遊んだりできるのですが。ツーリストインフォメーションで聞いてみると、セントラルステーション近くにある「カンピ」という新しいデパートに、そういったスペースがあるとのこと。さっそく行ってみました。

こちらがカンピの外観。


ここにあったのは、キッズスペースというよりは託児所といった感じのもので、15分1.4ユーロで子供を預かる施設でした。広々としていて、可愛らしい木のおもちゃがたくさんあり、いかにも北欧といった雰囲気。


このカンピには、キッズスペースの他にゆったりとしたカフェスペースがありました。「これはいい」と愛息を遊ばせようとしたら、こちらのお母さんたちも考えることは同じようで、いつの間にかママさん連中の溜まり場となっていました。

床にブランケットを敷き、5ヶ月くらい(お座りしないのでたぶんこれくらいかと。しかし赤ん坊も月齢の割りにかなり大きい。)の赤ん坊をごろんと転がして遊ばせるお母さん。他のお母さんたちも、カウンターで貰ってきたお湯でミルクを作って飲ませたり、瓶詰めの離乳食を食べさせたりしながら自分たちもお茶を飲み、おそらくは育児話に花を咲かせていました。

ちなみにこのスペースは無線LANの通じるホットスポットでもあり、お茶を飲みながらラップトップを見ている人たちもいました。
ヘルシンキは割とホットスポットが発達しているようで、ツーリストインフォメーションに行けば「Wlan(Wireless LAN) Map」というのがもらえます。