「アイデンティティー」

テレビ東京の木曜洋画劇場でやっていたのを、愛息を寝かしつけながらついつい見てしまった。
嵐の夜、田舎の人里離れたモーテルに数組の男女たちが閉じ込められてしまう。そこへ連続殺人犯を移送中の警察官が訪れ、一晩の宿を借りるのだが、囚人が逃げ出してしまい、モーテルの客が次々に殺されて行く…。

体裁はサイコスリラーという感じだったが、あっと驚くどんでん返しが最後に控えており、それを見たらそれまでのすべてがバカらしく思えてしまった。
つまり犯人の「アイデンティティー」は、まさに自分を捨てた母親との関わりにあった…ということだろうか。