「デイ・アフター・トゥモロー」

デイ・アフター・トゥモロー アルティメット・エディション [DVD]
日曜洋画劇場でやっていたのを、ついつい最後まで見てしまった。徹頭徹尾の「エメリッヒ映画」。
このタイミングでの放映は結構前から決まっていたようだが、巨大竜巻が都市を襲う…という映像に、最近の北海道と沖縄での竜巻被害を連想し、少し心が痛んだ。


気候大変動で地球に氷河期が訪れる…というこの映画。まあローランド・エメリッヒ作品なので細かいリアリティの欠如にいちいち目くじらを立ててもしょうがないのだが、この映画に最も足りなかったのは「寒さ」だったのではないか?
人間も一瞬にして凍る「マイナス100℃」の世界を描きながら、なんというか「割と普通の寒い地方」くらいの寒さしか伝わってこない。みんな厚手のコートくらいの装備だし、手袋もしないで平気で金属を触っている。もしかしたら冬のアラスカとか北欧とかのほうが寒いかも…。


ジェイク・ギレンホールが冷たい水にずぶ濡れになって、裸になってガールフレンドに抱きしめてもらう場面があったが、同じ「寒くて凍えそうで抱きしめてもらう」というシチュエーションで、相手がむさくるしい男だったのが「ブロークバック・マウンテン」。その後、抱きしめてもらった相手と結ばれる…というのも一緒。
この人、こんな映画にばかり出ているのかしらん?