秋の京都

今日は休みをとった。
この週末は妻子とともに、秋の京都へちょっとした旅行に。
今回の旅を期に購入した軽めのベビーカーが、早くもフル稼働。軽い分ちょっと安定感がなくて、愛息は疲れてしまったかも。



ホテルをとった四条界隈から、えっちらおっちら歩いて京都国立近代美術館へ。念願だったプライスコレクション「若冲と江戸絵画」展を見てきた。
江戸時代の屏風を、間にガラスを置かずに見られることに感動して、ついつい顔を近付けて見入ってしまったのだが、なかでも感心したのは「鶴図屏風」。何の迷いもなく筆がスラスラと走っていた。相当下書きを重ねたのではないか。
卵型に抽象化された胴体が、そのまま写実を超えて鶴に見えてくる不思議。プライス氏は「この絵を見るとアイスクリームを思い浮かべる」と書いているが、この絵のユーモラスさをうまく表していると思う。
そしてなんといっても間近で見た「鳥獣花木図屏風」の豪華絢爛さ!
若冲の動物画は、正面を向いた顔がどれもひょうきんだと思った。


つれあいは「白象黒牛図屏風」「幽霊図」長沢芦雪が気に入ったようだった。黒牛によりそった白い子犬のなんと愛くるしいこと!