七七忌

今日は祖父の四十九日法要が営まれた。
約一時間半の読経の間正座をしていたのだが、最初の15分くらいではやくも足に痺れがきた。そこからの一時間超は、まさに自分との戦いだった。
膝から先の感覚がまったく無くなってしまったが、音を上げてあぐらをかくのを潔しとしなかった私は、体重を移動してみたり床に手をついたりしながら、なんとか耐え忍んだ。それでも我慢ができなくなってきたので、切腹するときの痛みを想像してみたりして(三島の読みすぎ!)、それに比べればこんなもの…とか自分を押さえ込んだりした。
切羽詰ると余計なことを考えるものだ。


一連の読経が終わって、ありがたい説教をお聴きして(「いいから早く終われ!」と思っていた)、さてお焼香…という段になって、無理やり立ち上がった私は、もろくもコケてしまったのだった。