茶碗豆腐、シカト

この三連休は妻子を東京に残し、単身で父の実家のある能登へ。
夕飯に出された「ちゃわんどうふ」。これは名前のとおりお茶碗に大豆を詰めたような形をしたドーム型の豆腐で、中心にねりからしが入っている。
父が好きだったので、小さい頃からこの豆腐を見ていた私は、これがどこにでもある豆腐だと思っていた。しかし実はこれは、もともとは能登のほうでだけ作られているものらしい。
そう言われてみれば、こんな豆腐は東京はもとより金沢ですら見掛けない。


それとは関係ないが、久々に北陸の地方紙「北国新聞」を読んでいたら、こんなことが書かれていた。
「シカト」という言葉は、花札の十月の札の絵柄である鹿(鹿十…しかと)がそっぽを向いているように見えるところから、「無視すること」の俗語に使われるようになったものだという。ほんまかいな。