手ぬぐい

NHK俳句の後、例によって「しばわんこ」を見る。今日のテーマは手ぬぐい。
江戸の手ぬぐいには「判じ物」といって、絵で表現した駄洒落の柄がよく使われている。字の読めない庶民でも読めると喜ばれたらしい。
代表的なのが、斧(よき=オノのこと)、琴柱(ことじ=琴の弦を支えている部分)、万寿菊(まんじゅぎく)の3つの絵が並んだ「よきこときく(良きこと聞く)」という柄や、鎌と輪と平仮名の「ぬ」を並べた「かまわぬ(構わぬ)」、平仮名の「い」を縦に10個並べて平仮名の「し」でそれを刺し貫いた「いとしい(愛しい)」といったもの。


他にも、青海波、市松、唐草、七宝、縦枠などの柄は、もとをたどるとエジプトから伝わってきたものだと言っていた。七宝などは、古代エジプトの女性の服の模様なのだそうだ。