内田春菊さんの離婚

1月21日の日記で書いた、「婦人公論」誌2月7日号(いま書店に並んでいる号)で、内田春菊さんが3度目の離婚について語っているという記事。本屋で立ち読みしてきました。


著書(マンガ)である『私たちは繁殖している』シリーズで、あれほど3人目の夫ユーヤ氏とのラブラブぶりを描いておきながら、何故…? と疑問に思っていたのですが。
何のことはない、これは日本の「結婚」という制度(というか戸籍制度)に物申すための「離婚」だったのですね。現在もユーヤ氏(と、もちろん4人のお子さんたち)とは仲良く一緒に暮らしていると聞いて、ちょっとホッとしました。


要するに、女性は結婚すると「嫁」と呼ばれて夫の家に入り、子供も父方の戸籍に入って「家」を継ぐことを期待される…みたいな、そういうのにもう我慢できん! という。
制度としてもそうだし、夫の父母の態度もそんな感じが見え隠れして、相当プレッシャーに感じたそうです。今はそれらから開放されて、男女の関係を普通に見られるようになり、「ようやく恋愛小説が書けるようになった」と述べておられました。


内田春菊さんの生き方は、いつも何か「制度化された社会」というものに対して懐疑心を持っていて、その姿を見ると自省させられますね。
真似するのは難しいけど、考えるきっかけにはなってます。