『美人画報ハイパー』

美人画報ハイパー (講談社文庫)
鳥取から羽田に帰る飛行機のなかで読む。雪で離陸が遅れたので、着陸したときにちょうど読み終えた。30男が熟読するのもどーなのよ、とか思いつつ。


この本ってどういうジャンルなんだろ? エッセイであることは間違いないんだけど、美容本ではなく、日記でもなく。まして広告記事ってわけでもないし。
毎回いろんな「美」に関するトピックスを取り上げてるわけですが、筆者の安野モヨコさんが自分の趣味で手を出してるのか、取材のために試しているのかの境界線も曖昧で、なおかつ深く掘り下げ核心に触れる一歩手前で筆を置いてる感じ(単に手抜き?)が、独特ですね。


一番「すごいな〜」と感心したのは、文庫版カラー書き下ろしの最後に、著者近影…というかブロマイド(笑)を載せているところ。座っている姿と立ち姿の2点。ここに、安野モヨコさんの“決心”というか“確信”を見た!