「Oneway Generation」/本田美奈子

今朝出勤してくるときにしみじみと聞いてみたのですが。
最近だとまずシングルカットされないような曲。歌詞もなんていうか素朴だし、明快すぎるくらいわかりやすいメロディーだし(ちなみに作詞は秋元康さん、作曲は筒美京平さん)。
ドラマ「パパはニュースキャスター」の主題歌だったのですが、タイアップ曲としてはちょっとナイーブな感じもしますね、今思うと。

人ごみの真ん中 今いる場所さえわからないように
自分の生き方が 見えないときってあるよね
話してはみたけど 言葉が一方通行みたいで
遠くの夢なんて 大人はわかってくれない 僕らは
Oneway Generation Oneway Generation
いま一人で 何かを探して
Oneway Generation Oneway Generation
いま知らない どこかに向かって
戻れない 片道の チケットと 夢だけを信じたい


恋人を送った プラットホームはガランとしていて
空っぽの心が 次の列車を待っている
さよならの代わりに 手に入れたものは小さな自由と
大きな悲しみと 中くらいの思い出だけさ 僕らは
Oneway Generation Oneway Generation
もう地図など 必要ないから
Oneway Generation Oneway Generation
もう周りを 気になどしないさ
青春の 終点に 着いたとき 何が待っているのか


止まらないで 自分の道を 少し間違ってもいいから
わき目もふらずに


Oneway Generation Oneway Generation …

「中くらいの思い出」っていうのがいいですね。
本田美奈子さんの、「僕らは」の「は」のところの歌い方が好きでした。なんか異様にロックな盛り上がりを見せるので。


最後のほうの「止まらないで〜」の部分、ここが意味深です。自分に言い聞かせる言葉ととれなくもないですが、曲中でここだけ誰かが「Oneway Gneration」の「僕ら」に投げかけている言葉のように思います。
誰が…? それは、本田美奈子さん自身なのかも。