Dream Power ジョン・レノン スーパー・ライヴ

日本武道館です。今から行ってきます!


…ってことで行ってきた。このイベントは毎年ジョンの誕生日である10月9日前後にやってるけど、見に来るのは2001年の第一回目に行って以来、今回が2度目。
今年は曽我部恵一忌野清志郎YOSHII LOVINSON奥田民生PUFFYBONNIE PINKLOVE PSYCHEDELICO小柳ゆきなどが参加。そのほかにポエトリー・リーディング(?)で小泉今日子、平和の呼びかけ(?)で宮本亜門、そしてヨーコ・オノも登場。


YOSHII LOVINSONは、「来年からは本名で活動するので、YOSHII LOVINSONとして人前で歌うのは今日が最後になります」と言っていた。そうだったの?

LOVE PSYCHEDELICOの「Oh! Yoko」は、会場にマイクを向けてもいまいちノリが悪かったのだが、個人的には一番よかった。また聞きたくなった。

清志郎さんはトリのほうで満を持して登場。「君が代」をパンクに歌ったせいで(?)発売禁止になったアルバム「カバーズ」にも収録されている、清志郎ふう「イマジン」を歌った。ギターがちょっと下手だったのはご愛嬌。

しかし圧巻だったのは、その直後に現れたオノ・ヨーコさんのパフォーマンス! 挨拶だけして下がるのかと思いきや、いきなり「助けて!」とか音楽に合わせて叫びだして。そこから始まった10分近く(?)の絶叫。
このホーミーみたいな声とクネクネした動きに仰天。頭がおかしくなったような。どうやったらあんな声が出せるんだ?


全体を通しての感想としては、2001年のときの熱気は無かったなあ、という感じ。あのときは会場がさいたまスーパーアリーナだったというのもあるが、参加アーティスト側のジョンLOVEな気持ちと、オーディエンスの熱狂が、一体となっていたような。それに比べて今日はどちらもおとなしめ。
それにそれに、正直言って途中の「悲惨な戦争」の映像とか、それに重ねる小泉今日子の朗読とか、宮本亜門の「これは、正しいことですか?」という問いかけ…などといったやり方が、今の世の中ではちょっと合わなくなってきた気がする。
いつ何に巻き込まれるかわからないのは、何も戦場だけではないのだから。それを紋切り型に、途上国や中東の映像で「イマジン」させる…というのは、もうやめにしませんかね?