「天使の誘惑」/黛ジュン

1968年のヒット曲。第10回日本レコード大賞を受賞。

好きなのに あの人はいない
話相手は 涙だけなの
幸せは オレンジ色の
雲の流れに 流れて消えた


私の唇に 人差し指で 口付けしてあきらめた人
ごめんなさいね あの日のことは
恋の意味さえ 知らずにいたの


砂浜で 泣き真似すると
やさしい声が 流れてくるの
思い出は オレンジ色の
雲のかなたに 浮かんでいるの


私の唇に 人差し指で 口付けしてあきらめた人
いまここに あの人がいたら
日に焼けた胸に 飛び込むでしょう
飛び込むでしょう 飛び込むでしょう…(繰り返し)

どういう意味の歌詞なのか、考えてしまいます。直接季節について触れられていませんが、どこか秋を感じさせます。
秋になって人がいなくなった砂浜で、自分がまだ幼かった頃を振り返って、淡い恋を思い出している…そんな感じかな。
「私の唇に 人差し指で 口付けしてあきらめた人」…この、男側の「生殺し感」が絶妙。
「雲の流れに流れて消えた」とか「やさしい声が流れてくる」とか、なんか流れっぱなしですが…恋に関しては流されなかったということでしょうか。というか、臆病だったんでしょうね。


iTunesを入れてる方、こちらから30秒だけ視聴できます。

iTunes Music Store 「天使の誘惑」
http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewAlbum?playlistId=75014364&s=143462&i=75014232