『快楽殺人の心理〜FBI心理分析官のノートより』

快楽殺人の心理―FBI心理分析官のノートより (講談社プラスアルファ文庫)
ちょっと前に流行りましたね、「プロファイリング」。そのときはロクに読んでなかったので。ブクオフ100円。
プロファイリングという手法を簡単に説明すると、殺人現場に残されたさまざまな証拠や痕跡などを、起訴されて有罪となった犯人のプロフィールなどと結びつけて分類・類型化し蓄積することで、ある殺人現場の状況から犯人の類型を帰納的に導き出す手法、といった感じになると思います。
これって、ちょっと前に仕事の絡みで勉強した、マーケティングの世界における「データマイニング」の考え方と似てますね。


ちょっと話は変わりますが、プロファイリングとデータマイニングの接点ということで、(たとえばの話)犯罪者に特徴的な買い物行動をする人間を、クレジットカードやネット通販の履歴なんかから洗い出す…なんてことも、可能性としてはあるのではないでしょうか。
実際ちょっと前までは、異常犯罪の犯人のレンタルビデオの傾向とかまで報道されてましたもんね。今は個人情報保護法の絡みで、どうなってるのかわかりませんが。
クレジット会社が個人の購買履歴を蓄積、「ヤバイ買い物」をしている人間がいたら警察にあらかじめ報告…三流のSFのようですが。うかつに変なものを買えないなあ。