「愛の神、エロス」

「インファナル…」を見た後、返す刀ですぐ近くのシネスイッチ銀座でやっていたこの映画も見た。
こちらは3人の監督が、それぞれ「エロス」をテーマに短編を作ったオムニバス映画。
ウォン・カーウァイの「若き仕立屋の恋」は、コールガールを演じるコン・リーのチャイナドレス姿にノックダウン。何の病気か不明ですが、「感染するわ」と口を手で押さえて必死にキスを拒む姿がすごくエロかった。
スティーブン・ソダーバーグの「ペンローズ氏の悩み」は、夢をテーマにした(ある種心理学的な)最後にニヤッと笑える小話。というか途中ちょっと寝ちゃったんですけど(笑)。
このオムニバスの発起人ミケランジェロ・アントニオーニの「危険な道筋」は、恋人たちが「had'nt pay much attention」している事柄を取り上げた(どこか未完成っぽい)不思議な作品。倦怠期(?)のカップルが「これまで見落としていた」うつくしい泉で見かけた全裸の女性2人は、そのままラストで全裸になって浜辺で踊る、2人の女性の姿だったのかも。