岡部騎手引退式

中山競馬場で行われた「岡部幸雄騎手引退式」。
会場となったパドックの周囲はおろか、スタンドの2階から6階までパドックが見下ろせるテラスに鈴なりの大観衆。公式発表22,000人が見守る中、兄弟子、同期、ご家族、東西のジョッキーたちも駆けつけての華やかな式となった。
吉永小百合さんからのお祝いのメッセージにも驚いたが、とにかくあの場に集まったファンたちの祝福のオーラに圧倒された。
…でも式典が終わって感じた寂寥感は、何だったのだろう? 岡部騎手の引退について? 一つの時代が終わった感? それとも、競馬の時代(もうブームでもないけど)の終焉を感じたから??
この式典の熱気が、「ともし火の最後のきらめきだった」なんて振り返られなければよいのだが。いち競馬ファンとしてそんなことを思った。