『ほんまにオレはアホやろか』

水木しげる・著。ISBN:4101357315
つげ義春ブームの流れで、つげさんがずっとアシスタントをしていた水木しげるさんにも興味を覚え、とりあえずこの自伝的エッセイを購入。
水木さんの半生は、テレビやなんかで断片的にいろいろ聞き齧ってはおりましたが、改めて読むと、この人も相当変わった人ですねー。つげさんも変わってるけど。笑ったのが、水木さんが兵庫でアパート業を営んでいた時の話。小人ばかりの国際ギャング団とか、非常に礼儀の正しい泥棒夫婦とか、変な人ばっかりが間借りしてるんです(笑)。
つげさんの苦労話も、水木さんの苦労話も、本人の筆は至って淡々としているので、なんか「人間、窮しても何とかなるもんだなあ」って感じになりますね。