猫のホテル「しぶき」

下北沢のザ・スズナリで、猫のホテルの「しぶき」というお芝居を見た。
俳優でもありこのお芝居の脚本も書かれている千葉雅子さんが、バブルの頃の自分やその周辺の浮かれ具合を反省して作ったものだそうな。
物語は1986年の大晦日から始まるのですが、この年、北島三郎ファミリーが「黒いつながり」をすっぱ抜かれたことが原因で紅白出場を辞退したこととか、その年の白組の司会だった加山雄三さんが少年隊の「仮面舞踏会」を「仮面ライダー」と間違えて曲紹介してしまったこと(実話)とか、などといった懐かしいエピソードが引用されており、自称80年代評論家の私の心の琴線に触れたのであります。
あとお芝居の筋に関係なく最高にウケたのが、菅原永二さんという役者さんが演じてたひきこもり少年の役。迫真の演技。
「昨日の晩寝てたら、緑色の宇宙人が現れて、『5000円よこさないとお前を緑色にするぞ』って脅されたの」…。