『アフターダーク』

村上春樹の「アフターダーク」という本(ISBN:4062125366)を飛行機の中で読み終えた。「夜明け前」じゃなくて「夜のあと」なんですね。
なんか…ページ数はともかく、内容的にはプライベートな小品って感じでした。文字通りの「カメラ目線」を導入したり、文体とかがちょっとこれまでとは違ってるみたいだけど、別に「ふーん」って感じだし。しかもあまり新鮮味を感じません。
コンビニで「スガシカオのバクダン・ジュース」がかかってたという記述があって、なんか唐突だなあって思いました。別のタイミングで同じコンビニにかかってる「日本人のヒップホップ」は、タイトル書いてもらえてないのにね。あくまで作者の視点だから?
うーん、でももうこの程度の作品であれば、この人の小説は読む気がしなくなってきた。