橋本治は、三島由紀夫を「他者」を描けない作家だったとする。 「他者」を描けない以上、そこでは「恋愛」も発生しない。恋愛小説の形式をとっていても、実際にそこに投影されているのは、あくまで「自分」なのだ。 『春の雪』を読む二十二歳の私は、ほとん…
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