There's a bridge to tomorrow

最近の私のお気に入りの歌、サラ・ヴォーンミルトン・ナシメントの「Bridges(Travessia)」。

「本当の何かを探す旅路でいくつもの橋を渡ってきた 立派な橋もあれば小さな橋もあった …明日に架かる橋もあれば 過去から架かる橋もある もう続いて欲しくない悲しみの橋もある 空にかかる七色の橋もあった そして 愛でできた橋もあって欲しいと願う」


英語歌詞ではタイトルは「Bridges」となっているが、もとのミルトン・ナシメントの歌は「Travessia」というタイトルだった。歌詞の内容もだいぶ違うようだ。

このtravessiaというポルトガル語は、随分と深いな。saudadeもそうだけど、日本語に訳しきれない、複雑な感情って興味深い。いわゆる「ラテン系」の人たちが持つというだけに、なおさら。


調べたら、日本ではムーンライダーズが日本語訳詞でカバーしていた。

こちらの詞の内容は、ミルトン版ともサラ・ヴォーン版とも違うオリジナルのようで、「コルコヴァード」とかそれらしいキーワードがちりばめられているのが、良いのか悪いのか…。
さらにそれを「のっこ」さんとか、さまざまな人がカバーしているらしい。こんなに人気のある歌だったとは知らなかった。