archetype

今日はホンモノの電波系の人と初めて面と向かって話をした。
突然仕事場に押しかけてきたその老人は、「おたくらの建物の物陰から私に赤外線を浴びせてくる人がいるせいで、足が痛くなってしょうがない。おたくの会社の代表と、6,000万円で手を打つ約束をしたのに、それ以来音沙汰が無いのでこうしてやってきた。」と言っていた。
電波とか赤外線とか、目に見えない力で攻撃を受けている…という妄想って、万国共通なのかな? “電波”の概念が一般化して以来だとして、やはり近代の病なのかな? ユングの本に出てくる「太陽のペニス」のエピソードのように、何か「元型」的なものなのだろうか、電波攻撃というのは。
ちなみにくだんの老人には、「いいじゃないですか、赤外線。これからの季節に重宝しますよきっと。」と答えて、丁重にお引き取り願ったのでした。