「リオの若大将」
いつぞやCSで放送されていたものを録画で。なんだかんだいって、このシリーズの牧歌的で罪の無いところが好きなのである。
1969年公開の本作では、タイトルのとおりブラジルのリオデジャネイロでロケを敢行。ラテンアレンジの音楽、コパカバーナの美しい海岸とスラム街の対比、イカしたサイケファッション、中尾ミエのキュートなミニスカート衣装とコケティッシュなボーカル、星由里子の美しさ、フェンシング修行で水垢離をする若大将…などなど、シリーズ中でも見所の多い傑作だと思う。
当時はサイケブームだったのだろうか、若大将のバンドもフリージャズ的なインストゥルメンタルをご機嫌にプレイ。ディスコでは何故かゲゲゲの鬼太郎のコスプレをしたダンサーがいたが、あれも当時流行っていたのだろうか…?
ちなみに本作で若大将も京南大学を卒業、社会人になる。
あとどうでもいいけど、若大将がリオの日本料理屋で食事をするシーンでとても気になったのが、加山雄三さんの茶碗の持ち方。
なぜか高台を握っているのである。こんな茶碗の持ち方は初めて見たけど、これで普通に食べていたから、きっと加山さんは普段からこの食べ方だったのだろう…。