レキシ

レキツ

レキツ

ここのところ、レキシの2ndアルバム「レキツ」をニヤニヤしながら聞きまくっている。元SUPER BUTTER DOG池田貴史のソロユニットで、ユニット名のとおり日本史を元ネタにしたとぼけた歌詞と本格R&B調の楽曲、さらに豪華なフィーチャリング陣が魅力。
一番好きな幕府とか、取られるなら租庸調のどれがマシとか、そんなことを普段から考えている私にとっては大好物である。
ちょうどいまANAの国内線でも「きらきら武士 feat. Deyonna」という曲がかかっているのだが、この「Deyonna」というのは椎名林檎の「レキシネーム*1」で、「入り鉄砲に出女」の出女のことらしい。


「ねえペリー、開国して欲しい? ねえ? でも、ダメ。まだ。待って、もうちょっと待って。ンもう、強引なんだから」(「ペリーダンシング」)という台詞や、小野妹子が男だと隋まで行く途中に知ったけど、今となってはもう男でも構わないというストレートからバイへの恋心の変化を歌った「妹子なぅ」もぶっとんだが、平安京平城京遠距離恋愛を切なく歌い上げた「どげんか遷都物語」が秀逸すぎる。


「♪縄文土器、弥生土器、どっちが好き?」のヴァースも印象的な曲「狩りから稲作へ」。かつて稲作定住をテーマにここまで体を揺らしたことがあっただろうか?

このビデオ勝手に作った人もセンスあるな…。

*1:フィーチャーされるゲストアーティストに付けられる変名。詳細はオフィシャルサイトのこちらを参照。