そうだ 高尾山、行こう。

妻子のいない週末、まったくの思いつきで高尾山に登ることにした。思い立ったのは昨日のことだが、今朝は5時前に起床し始発の京王線高尾山口まで。


6:15 高尾山口より6号路に入る。沢づたいの道。まだ朝霧がうっすら残っていた。小さな体でよく通る声で鳴いていたのは、ミソサザイか。

歩きながら思ったのだが、あたりの樹木はスギだらけ。花粉は大丈夫だろうか…。
(この心配は後で的中する)

最後の坂道。思わず足が止まってしまった。体力不足を痛感。
7:15 あっという間に山頂到着。展望台からは富士山が望めた。

つれあいにメールで写真を送ろうと試みるが、山頂はsoftbankの(iPhoneの?)電波が入りづらくて無理だった。持ってきたおにぎりで朝食をとり、しばらく眺めを満喫。


帰路はメイン道路の1号路を選んだが、舗装されていて興ざめ。というかアスファルト舗装がむしろ足に響いた。また来ることがあっても、もうこの道は通りたくない。
7:50 薬王院を通る。高尾山は昔から修験道の修行の場として有名で、境内も天狗の像があちこちに見られた。
 


都内から近いということもあって、数々の吟行の句碑や歌碑も並んでいた。これといって感心する作はなかったけれど。こういうの、最近はあまり盛んではないのだろうな…。


名物「タコ杉」とタコの像。

 
杉といえば、山頂を下りはじめてからくしゃみ・鼻水・涙が止まらなくなってしまった。今年花粉症デビューした身でありながら、何も杉の山林に自ら突っ込んでいくこともなかったのに…しかも歩いて代謝が良くなった状態では、自滅行為に等しい。…と悟ったのは、すでに山頂に着いてからだったのだからしょうがない。
9時前には下山。これから登りはじめる人たちとちらほらすれ違ったが、私はそのまま京王線に乗って帰宅した。