『南極1号伝説 ダッチワイフからラブドールまで〜特殊用途愛玩人形の戦後史』

南極1号伝説 ダッチワイフからラブドールまで-特殊用途愛玩人形の戦後史
以前新聞の書評で読んで面白そうだなと思い、図書館で借りてみた。いわゆる「ダッチワイフ」の歴史について書かれたもの…という感じの書評だったのだが、実際には歴史についてはサラリと触れられているだけで、残りの7,8割方は現代のダッチワイフ(ラブドール)事情についてメーカーやユーザー(マニアは「ドーラー」と呼ばれているらしい)のインタビューを元にもとめられたものだった。
発展の歴史を、その時その時の社会状況などと絡めて、世界各地の比較も交えながらもう少し掘り下げて書いてあれば、貴重な民俗資料になったと思うのだが。