新潟:ピアチェヴォーレ

夜、子供2人を義父母に預け、つれあいと2人だけで食事に行かせてもらう。新潟空港の近くにある「ピアチェヴォーレ」というイタリアンのお店が美味しいといろんな人から聞いていたので、そこに行ってみた。
初めての来店だと告げると、ウェイトレス(イタリー語ではカメリエーラ)がメニューについて事細かに説明してくれた。壁の黒板に書かれたおすすめの料理(字が小さい上に店内が薄暗いのでやや読みにくかった)も参考に、つれあいとあれやこれや言いながらコースの組み立てを考えていくのが楽しい。
食前酒にカンパリオレンジとビールのオレンジジュース割り、そのあとよく冷えたソアーヴェクラシコを一本、前菜にホタテとイカスミの濃厚なテリーヌ、イタリアントマトの甘い酸味が利いた真イワシの香草焼き、パスタは4種のフォルマッジをたっぷり絡ませたフェットチーネ、セコンドピアットに柔らかい子羊のグリル、ドルチェに胡麻のアイスとマスカルポーネチーズケーキ、濃い目のエスプレッソとカプチーノで〆。食後酒に「クッキングパパ」で出ていたリモンチェッロを頼もうと思っていたのに、すっかり満腹になってしまって注文するのを忘れていた。
とくに値段のことは気にかけないで散々楽しんだ挙句、お会計を頼むと東京あたりに比べかなり割安な値段だった。カメリエーレの説明が長すぎると思う人もいるかもしれないが、それも含めてたっぷりと時間をかけて食事を楽しみたい人には、おすすめのお店。


ほろ酔い加減で、「ベルベル人」について語り合いながら帰路につく。夫婦2人きりの時間を作ってくれた義父母に感謝しつつ。