カティサーク炎上

大型快速帆船「カティサーク」が火事、大きな被害 英国
2007年05月21日21時42分

 ロンドンの観光名所で、ウイスキーの銘柄としても知られる大型快速帆船「カティサーク」で21日未明に火事があり、船を支える梁(はり)などが焼失し、大きな損害を受けた。ロンドン警視庁は放火の可能性もあるとして調べている。

 57年からロンドン南東のテムズ川沿いのグリニッジで保存展示されていた同船は、昨年11月から総額2500万ポンド(約60億円)をかけ修復作業中で、一般公開が中止されていた。マストをはじめデッキの板や船内の工芸品など部品の5割は別の場所で保存されており、被害をまぬがれた。

 船の保存事業を担当する慈善団体、カティサーク・トラストは、船の建造時のままの鋳鉄製の骨組みは残っているものの、強度が保たれているかどうかが復元のカギを握るとみている。

 カティサークは1869年建造された。同団体によると、現存する英国に紅茶を運んだ「ティークリッパー」と呼ばれる大型帆船としては世界で唯一現存している。
http://www.asahi.com/international/update/0521/TKY200705210277.html


カティサークCutty Sark)といえば、村上春樹の文章にもよく出てくるウイスキーの銘柄。私は大のシングルモルト党なので、グレーンの混ざったカティサークはあまり好きではないのだが、まさかそれが大英帝国時代の帆船の名前をとったもので、しかもその帆船が現存していたとは知らなかった。確かにラベルに帆船の絵が描いてあるけど、あれがカティサーク号だったのか。


カティーサーク - Wikipedia