続・尾崎翠

愛息と一緒に日課のお散歩をしていたら、本当に偶然にこんな標識に行き当たりました。

「作家尾崎翠住居跡」
先日この日記で触れた、鳥取出身の(伝説の)作家・尾崎翠さんの住居跡ということでしょうか。今は小さな畑になっています。


家に帰ってからネットで調べてみたら、どうやらこの標識のすぐ近くに今も残る面影小学校に翠の父親が赴任してきたため、一家で引っ越してきてここに住んでいたとのことでした。面影小学校にも翠の詩が書かれた碑があるそうです。
このあたり、詳細はこちらのページを参照。翠の半生を描いた映画「第七官界彷徨 尾崎翠を探して」の製作委員会の方のサイトです。
ちなみにこの映画を撮った浜野佐知監督は昨年鳥取ロケをふんだんに盛り込んだ「こほろぎ嬢」という映画も製作されたとか。「こほろぎ嬢」は太宰治に絶賛されたという翠の短編小説で、映画はその他の2編の小説もつなぎ合わせたストーリーになっているそうです。詳細は以下のサイトを参照。
株式会社 旦々舎


翠について書いた本を読んですぐに、そこにあるとも知らなかった住居跡に行き会う…。偶然といえば偶然ですが、なにやら因縁めいたものを感じました。これはもう尾崎翠の作品をきちんと読むしかないな…。