末端冷え性

NHKの番組で、過疎化が進んで財政再建団体化の危機にさらされている山村の話をやっていた。
冷たいようだけど、「国に補助金を出してもらって、みんなで別の場所へ移住すればいいのに」と思って見ていたら、都会からこの村に移ってきて10年になるという人が、番組の最後で大体こんな感じのことを言っていた。

(村が危機にあって)なんか手足がスーッと冷えていく感じですよね。うちの村だけじゃなくて全国の末端の村が冷えていく感じ。国を人間の体にたとえると、都会は中心部分だと思うんですが、手足の末端が冷えているような気がして。中心部分が熱くても、手足が冷え性じゃまずいですよね。

これを聞いて、「移住すれば…」という考え方は安直だったと思わされた。上手いたとえだなと思った。