さらばJB

家に帰ってニュースを見ていたら、なんと! ジェームス・ブラウンが亡くなっていた!
ここにきていろいろな訃報が届いていたが、これには心底驚いた。どこかで、JBはいつまでも生きているものだと思っていた…。
私がJBを初めて知ったのは、小学生のとき。当時公開された映画「ロッキー4」で、リング上に出てきて狂ったように「Living in America」を歌い上げる黒人たちの集団を見て、日本の歌謡曲しか聴いたことがなかった私は「なんだこれは!」と大きな衝撃を受けた。最初はふざけているのかとも思った。後にこれがJB何度目かの服役から出所してきた際に、「やっぱシャバの空気は旨いぜ!」と自由を謳歌する曲だったと知って、もう一度衝撃を受けた。
その後中学生くらいのときに、当時心酔していたプリンス経由で再入門。「FUNK」というジャンルを知り、「JB=いつまでたっても元気なおっさん」という認識を持っていったのだった。
追悼の意を込めて、今夜はJBのクリスマス・アルバムを聴こう…。

ファンキー・クリスマス

ファンキー・クリスマス

このアルバムには定番「The Christmas Song」が2バージョン収められている。Ver.1ではビシッと大人の歌唱を見せているが、Ver.2ではJBが主旋律を自由に解釈した(というか無視した)放埓な歌唱が、ともすると単なる酔っ払いのカラオケのようにも聞こえて、JBらしい逸品となっている。