「ペット・セメタリー」

ペット・セメタリー [DVD]
先日借りてきたDVD。スティーブン・キング原作の映画。キング本人も牧師役でチラッと出ていた。
もう随分前の作品だが、この映画を知らない方のために簡単にあらすじを書いておこう。

ペットセメタリー(pet cemetery*1)とはペットの墓地のこと。
幸せな4人家族が郊外の町に引っ越してきた。その家の前の道路は大型トラックがビュンビュン走っていて、ある日一家の飼っていたペットの猫がはねられて死んでしまう。
子供たちが悲しむのを見越した隣家の老人が、森の中にあるペット墓地のさらにその奥に、インディアンたちが聖地として祭っていた土地があり、そこに死んだ生き物を埋めると生き返ってくることを教えてくれる。父親が言われたとおり死んだ猫を埋めてみると、はたして生き返ってきたのだが、生前より凶暴性が増している。
そんなある日、一家の幼い長男が、トラックにはねられて死んでしまう。父親は息子の遺体をあの墓地に埋めることを思いつくのだが…

この赤ちゃん、多分2歳くらいだろうか。割と体が大きくて自分で歩いたりできるのだが、まだおむつをしていて、「daddy, I love you」くらいしかしゃべれない。しかし生き返ってからは段違いに凶暴になって嫌なことをしゃべるようになっている。その落差がすごい。
かわいい顔をしてやることは凶暴…というのは、初期の「チャイルド・プレイ」シリーズと通じるところがある。


自分も一児の親になってみると、この赤ちゃんがトラックにはねられる場面とか、最後お父さんと対決する場面*2とか、悲しかったな〜。
赤ちゃんの最後の言葉「ズルイよ(no fair)…」というのが耳に焼き付いて離れません。

*1:「セメタリー」は正しいスペルは「cemetery」なのだが、原作や映画のタイトルでは「sematary」となっている。これは、物語内に出てくるペット墓地の入り口に、子供の手書き文字で「Pet Sematary」と書かれていて、小さな子供がスペル間違いをしているのをそのままタイトルにしているためだとか。

*2:格闘するシーンは、明らかに人形相手のひとり相撲で、チャチだったけど