饅頭こわい…。

出張&喫茶店モーニング&「三国志」の日。


ようやく孟獲孔明に屈し、さて蜀軍が引き上げていく途上でのこと。
ある場所で荒れ狂う河に行きあい、どうやって渡ったものかと孔明が思案していると、帰順した孟獲が「この河には荒神が住んでいて、四十九人分の首を捧げれば静まる」と進言する。


これを聞いた孔明は、そうした野蛮な風俗を改めさせようと、従軍中の料理人に「今から私が言うとおりのものを作れ」と命じる。

「肉を人間の頭くらいの大きさに固め、その上から小麦粉をこねてかぶせよ」


できあがった料理を見て、「これは何ですか?」と尋ねる諸将に孔明は…

「あの小麦粉の中には肉がつまり、人の首とかわらぬ。これを『饅頭(まんとう)』という」と説明した。
そうして全部で四十九個作った「饅頭」を河に投げ入れた。すると、不思議に水は治まった。

「これが饅頭のはじまりであるといわれている」
…ほんまかいな。