Japa"knees”

久しぶりの休日。遅く起きて髪の毛を切りにいく。爽やかな初夏の一日。

帰りにDVDをレンタル。ヒッチコックの「バルカン超特急」を借りる。何故か淀川さんの解説が収録されていた。ヒッチコックとのエピソードが語られる。

「ヒッチさん(淀長ヒッチコックをそう呼んだ)が来日した際対談したのね。椅子なんてないから座布団を5枚重ねたのに座ってもらったんですね。そしたらヒッチさん、膝が痛い痛い言うてましたね。そこで私が『ヒッチさん、痛いのですか?』と尋ねたところ、普通なら『膝が痛い、痛い』と言うであろうところを、なんと彼は『ジャパニーズ』と言った。ニーっていうのはあれ、膝ですよね。そんなユーモアの持ち主でした」
ヒッチコックは鶏の店、大阪でいう鳥屋の息子でね。家にはいつも卵があって、もう嫌になってしまったんです。それで卵が大嫌いになっちゃった。それで自分の映画で目玉焼きにタバコをジュッとこすりつけて消すシーンとか、コックがケンカして卵を投げつけて、ガラス窓に当たってドロッと血のように垂れる場面とかができたんですね。」

ヒッチコック氏がNYで、小箱に入れたMr.淀川の膝の骨をうんぬんかんぬんとか、いろいろあったのだけど、長くなるので割愛。


たこ焼きVSケンタッキーフライドチキンというジャンクフード東西対決を行いながら白ワインを飲み、バル超を見る。見たことがある作品なのに、一体どこで何が起こるのか、ほとんど覚えていなかった。不思議だなあ。仕舞いに途中で寝てしまう。至福の休日。