茨城:手打そば村屋東亭

朝イチで千葉県某所にて取材。お昼前に終了、土砂降りの東関東自動車道を一路茨城へ。

もう4年前のことになるが、一時期茨城に住んでいたことがある。茨城といえば北海道や長野に匹敵する蕎麦の産地で、住んでいた頃はあちこちの蕎麦屋を訪ね歩いたものだった。
今回はその中から、約2年ぶりくらいで「村屋東亭」を訪れた。
ここは私がこれまで行ったことのあるお蕎麦屋さんの中で、麺だけとってみると一番美味いと思うお店だ。



まずは季節もので、「五菜そば」というのを注文。
つけ汁の中には、よく味のしみた椎茸、舞茸、玉葱、茄子、南瓜、人参などが入っていた。息つく暇もなくツルリと手繰る。



追加で「もりそば」を一枚。ここの麺は、細くてツルツルした喉越しなのに、舌触りで切った面が分かるほどの鋭さを持っている。研鑽のほどがうかがえる麺だ。



お店に懸けてある、「友蕎子」こと片倉康雄氏の書。

食はすべてそのもとをあきらかにし
料理をあやまたずそこのうことなければ
味はいすぐれからだを養い病をもいやし
よく人をつくる
                友蕎子