「スター・ウォーズ」について

今日午前中髪を切りにいって、切られながら読んでた「Cut」という雑誌がスター・ウォーズ特集をやっていた。
ジョージ・ルーカスに言わせれば、「スター・ウォーズ」6部作は「ダース・ベイダーの物語」なのだそうだ。世界を変えると予言された男が、挫折して悪の道をたどり、やがてその息子に倒される…という悲劇ですな。
なので新3部作は、配給会社の意向がどうであれ、「ダース・ベイダーがアンチ・ヒーローとして他のジェダイの騎士をバッサバサ倒す」ようなアクション映画を作る気は、ハナっからなかったそうな。
で、エピソード1では生い立ちを、エピソード2ではパドメとの恋を描けばそれで充分だったんだけど、そこからエピソード4につなげるためには、今回のエピソード3でアナキンの愛、苦悩、転落、憎悪…といった要素(新3部作で言いたかったことの約7割とも)を全て詰め込む必要があったようで、どうりで展開がちょっと窮屈な感じがしたわけだ。


エピソード4〜6、小学生の頃にテレビで放映されたのを録画して、テープが擦り切れるほど見たものです。それぞれ30回以上見たんじゃないかな。だからルークと言えば水島裕*1
ようやく完結したことだし、エピソード3のDVDが出たら一度全部通してみてみようかな。エピソード1〜3を見た後で4〜6を見ると、ダース・ベイダーが何故銀河皇帝に逆らえないのかも納得がいくし、ベイダーとルーク、ルークとレイアの最初の邂逅を「あらら、お互い気付かないの?」とある種の感慨を持って見られると。そういうわけですな。

*1:ちなみにサモ=ハン・キン・ポーも水島裕