アイラ島:ラフロイグ蒸留所

今日はアイラ島を代表する2つの蒸留所を見学。
まずはラフロイグ蒸留所までタクシーで。ここ数日とうって変わって、小雨まじりの肌寒い天気です。

海に面したラフロイグ蒸留所。ラフロイグとはゲール語で「広い入り江の美しい窪地」を意味するそうです。
アイラ島のウイスキーは、磯の香りがします。これは、原料の麦を乾かす「ピート」の香りに由来するもの。
ピート(泥炭)とは、大昔の植物が石炭になる一歩前の状態の土の塊状のもの。木材の乏しいスコットランドでは、豊富に採れるピートを燃料として昔から使用してきたということです。

展示されていたピート。左側の土みたいのがそうです。
実際に煙のにおいをかいだのですが、まさにアイラモルトのフレーヴァー。この煙が、麦の一粒一粒にしみこんで、それがウイスキーにまで残っていくなんて、不思議ですね。

ラフロイグのスティルポット。この日は稼動していませんでした。

見学後に蒸留所のショップで見た仰天の価格表。狼狽してピントが合ってませんが、ラフロイグ40年が、なんと1,000ポンド!(約20万円也)