麻布十番:永坂更科布屋太兵衛

会社帰りに同期の一人と蕎麦屋で一杯。
麻布十番付近には「更科」という看板を掲げる蕎麦屋がいくつかある。商店街の中に「更科堀井」と「永坂更科布屋太兵衛」、そして一の橋交差点に「麻布永坂更科本店」の合計3軒。どれももとは同じ店から派生したそうだ。
今日は本当はヒルズに一番近い「更科堀井」に行きたかったのだが、水曜が定休日というのを忘れていた。それでそのまま商店街を歩いて、布屋太兵衛さんに行ったというわけ。
私の所感では、客あしらいの気持ちよさで言うと、「堀井」>「布屋」>「麻布」といった序列になる。
堀井については何度かこの日記でも書いているが、番頭さんの目配りが痒いところに手が届く…といった具合で心地よい。逆に言うと番頭さんがいないときは、あまり良くないのだが…。季節の一品や地酒も楽しみ。
麻布は一度しか行ったことがないが、せっかく酒肴が数多く揃っているのに、閉店時間が迫ると露骨に「早く帰ってほしい」というオーラを出す店員が気に食わず、以後近寄っていない。何か事情があったのかもしれないが、客商売は一期一会の気持ちが大事だ。
布屋は店が広く(自社ビル持ち!)各種みやげ品を手広くやっている(一部スーパー等でも売っている)。一番ブランド戦略がうまい。しかし残念なのは、酒の品揃えが貧弱な点。しかも冷酒を頼むと市販の一合瓶のままで持ってくるし…。