人の器

その昔、唐の都・長安(現・西安)に留学した空海たちが密教を学んだ「青竜寺」。現在も残る古刹なのですが、その青竜寺の管長(一番偉いお坊さん)の寛旭氏と会ったことがあるという女の子とウォンズ・シノワで会食。
彼女いわく、「生まれて初めて居るだけでオーラを感じた、尊敬できる宗教家だった」とのこと。若くして管長になった超エリート(まだ30代前半!)なのに、全然威張るところのない腰の低い方だったそうです。
彼女は、スリランカの年取った「いかにも」という感じの高僧にも会ったことがあるのだそうですが、向こうの仏教は小乗仏教なので、そもそも自己の研鑽にはいそしんでも衆生を救おうという気があまり無いのと、階級制度バリバリの国の人なので同行してきた舞踊団の人たちを蔑視しているようなところがあったのとで、全然尊敬できなかったということです。