「Mr.インクレディブル」

スーパーパワーで悪者から社会を救う大活躍をしていたスーパーヒーローたちが、そのパワー故に市民から訴えられ、力を封印して一般市民に溶け込みひっそりと暮らすことを余儀なくされる…。この設定、非常に面白いですね。伏線の絡み合った脚本も秀逸。
でも、子供たちにあれほど「力は使っちゃいけません」と言っていたお母さんなのに、強大な悪の力の前には結局「思いっきり使うのよ!」って感じで簡単に言葉をひるがえしちゃうんですね。
「目には目を」式のメリケン・マッチョイズムが見え隠れして、素直にインクレディブル一家を応援できませんでした。何の解決にもなってないんですもん。
むしろ悪役シンドロームに同情。