神戸:今宵、北野のバーで。

神戸の知人の女の子2人と、三宮のイタリーレストラン「GNOCCHI」で会食。二人ともお金持ちのお嬢様で、一人はウン百万円(?)もする、ホワイトゴールドの時計を身に付けていた。襲ってやろうかしらん。



ひとしきり食べたあと、先週も行った北野のバー「Nao's Cocktail」へ移動。このお店を教えてくれたのが、件の女性のうちの一人だったのです。
お店には先客が。若い男の子の一人客。なにやらマスターとワケアリの様子で話し込み中。なんとはなしに会話に入れてもらって聞いたところによると、この男の子が、今日これまでの人生で最大の節目の日だったそうなのです。



男の子…H君は、高校を中退したあとオーストリアはウィーンに渡り、家具や工芸について学んでいたそうです。やがてむこうで日本人の女の子と付き合うようになり、H君が日本の企業に現地採用され、いったん日本の本社に戻された時、「すぐに戻ってくるから」ということでウィーンのアパートを彼女に任せて帰国したそうな。
ところがすぐに戻るどころか思うような仕事に就かせてもらえず、ついにH君は会社に辞表を出してきたのです。そんなやり取りの一方で、ウィーンの彼女はH君に別れ話を持ち出し、ウィーンのアパートを引き払って日本の実家(関西)に帰ってきたのです。
今日、H君は勤め先のある関西の某都市を引き払って、ウィーンのアパートの清算関連などを行うためにその元・彼女と神戸で会っていたのだと言います。「正直、もう一度付き合おうとかそんな話になったりしないかな、と期待してたんですけど…ひどく事務的に話が済まされましたよー」と言って力なく笑っていたH君。
いつの間にか日も暮れ、今夜泊まるホテルを探したものの3連休の初日ということもあり十数件に断られ、途方にくれてフラリと入ったのが、この「Nao's Cocktail」だったというわけで。そんでそこにフラフラやってきたのが我々だったというわけです。



袖振り合うも他生の縁。人生って不思議ですね。(すげー適当なまとめでゴメンなさい)