『ヴィヨンの妻』

太宰治新潮文庫。絶筆となった「桜桃」を含む、晩年の短篇傑作集です。
はてなを回ってて夏の読書に丁度いいかな、と思い購入。でも、今朝羽田で離陸前に40分も待たされてる間に読み終えてしまう。
昔高校生の時に、一時太宰(…と呼び捨てをしてみたかっただけッス)を好きだったことがありました。でもやはり、今読むと全然感じ方が違うなあ。昔は漂うヒューモアの上澄みにニヤリとしてただけでしたが。今読むと心の奥底一歩手前くらいにチクチクきます。
一歩手前なのは、今の私があまりせっぱ詰まってないから。