『上方落語・桂米朝コレクション3〜愛憎模様』

知人に借りていた『上方落語桂米朝コレクション3〜愛憎模様』を読み終えた。ご存知上方落語界の大御所(って言ったら本人嫌がるだろうけど)、桂米朝氏の演じる高座を本におこしたもの。各演目の最初には、ご本人による作品解説までついており、かなり読みごたえがあります。ここに取り上げられてた作品の中では、「たちぎれ線香」(放蕩息子が自宅の蔵に閉じ込められ相思相愛の遊女のもとに行けずに百日がたち…)、「三枚起請」(一人の女郎から『あなたと一緒になりたい』という文を貰っていた男3人が…)なんかが気に入りました。
ではありますが、やはり生きた人間が仕草付きで演じているのを見るのが、一番ですな〜。本を読んでおきながらアレですけど。