「ロード・オブ・ザ・リング〜王の帰還」

それから「ロード・オブ・ザ・リング王の帰還」を見てきました。完結編にふさわしい、堂々とした感動的な作品になっていたと思います。小学生の頃、「指輪物語」や「ホビットの冒険」を愛読していた者としては、感慨深いものがあります。
今年のアカデミー作品賞はこの作品で決まりかな…。戦争に勝利して「この喜びは私一人のものではない、これからみんなで平和を取り戻していこう!」なんてアラゴルンが演説するところなんかも、いまのアメリカの気分にマッチしてそうだし。
しかし…誤解を恐れずに書けば、この映画って非常に同性愛的描写が多いような…。まあ登場人物がほとんど男ばっかだから仕方ないのかもしれないけど。フロドたちの再会場面とか、ちょっと気持ち悪かったのは私だけでしょうか? その意味で、原作には描かれていなかったアラゴルンとアルウェンの恋愛っていうのは、陳腐な演出ではありますが、多少の中和剤になっていたのかなあ、と。