再会

所用で横浜に行ったのだが、偶然昔の知人たちに再開できて良かった。私が新潟に住んでいた頃、やはり所用で横浜に行った際に、お互いにバスケットボールが好きだということが分かって、一緒に体育館でプレーした人たち。もう4年も前のことだけど、みんな覚えててくれて嬉しかった。
あのとき借りてバスケをした体育館は、市の方針が変わって(?)使用料が値上がりしたので、最近はプレーしてないということだった。

『キャズム』

キャズム
ちょっと前に割と話題になったジェフリー・ムーアの「キャズム理論」の本を読んでみた。
商品には必ずベル曲線状の成長段階(ライフサイクル)があって、まずはInnovators(革新者)によって試され、Early Adopters(先駆者)が取り上げ、Early Majorityが追随した後、Late Majorityにも浸透して世間一般に広く認知された(成熟した)商品となる。ちなみにその商品がどこまで浸透したとしてもアクセスすることがないLagards(無関心層)と呼ばれるある一定の層も存在する。
このライフサイクルのうち、アーリー・アダプター(変革のための手段として求めている)とアーリー・マジョリティ(生産性を改善する手段として求めている)の間にあると仮定される深い溝が「キャズム」である。
とくにIT関連業界において、初期段階で爆発的な人気を博しながらもメジャーになりきれずに消えていった幾多のサービスたち…。筆者によればそれらはまさに「キャズム」を超えられなかったということなのだが、それはアーリー・マジョリティは既存のシステムを混乱させたくないので、革新的なサービスを導入するにあたっては豊富な先行例や手厚いサポートを求めるのに対し、多くのベンチャーは「有効な先行事例と強力なサポートなしで攻略しようとする」点にキャズムの落とし穴があるという。
このあたり、今年前半に私自身が自分の会社のある部門のちょっとした改革を進めていたときのことが思い起こされ、納得がいくところが多かった。